• テキストサイズ

【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第9章 過去


 


『行先も理由も分かりません。多分硝子さんだけだと思います』





それだけ返すと、出かける支度を始めた。





15時。

渋谷駅にて私は愕然としていた。





「やあっ!名前!待った?」

「えっ?何で悟さんがいるの?」

「ごめんな。行くって聞かなくて」





えー。

普通、婚約者だからって、私の行く先々に着いてくる?





「だって名前の過去を視るんでしょ?僕だって気になるじゃん」

「えっ?セラピストさんに会うんじゃ…」

「表向きは確かにセラピストだよ。ただ過去世が視えるやつなんだ」

「へぇ…」





私以外にもそんな人がいたんだ。

世間は狭いな。





「名前は断片的にしか記憶ないんでしょ?」

「そうだね」





確かに悟さんを好きだったこととか、約束したことしか覚えてないや。



歩きながら話していると、硝子さんが足を止める。





「ここだよ」

「こんな身近にあったんだね」

「僕も知らなかったよ」




そこは如何にも「マッサージ屋さんです!」みたいな場所だった。


 
/ 396ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp