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【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第37章 略奪


 


渋谷駅の近くまでタクシーで行く。

すると帳の中に閉じ込められている人が沢山いた。



正直。

誰が人間で、どれが呪霊だか分からない。



今日はハロウィンだから仮装してる人が多いんだ。



「パパはきっと駅のホームなの」





ここを突っ切るなんて。

私達にできるのかな?





「心。ママを守れる?」

「あうっ」

「うん。じゃあ僕が連れて行くから。心はママを守ってね」

「蓮!待って!」





行こうとする蓮を引きとめる。





「もし自分と心が危ないって思ったら。心だけ連れて逃げて?ママは大丈夫だから」

「うん」

「絶対だよ?約束して?」

「約束する」






普段、悟さんと同じようにへらへらしている蓮だけど。

今日は珍しく真剣な顔をしている。



蓮もこの事態をヤバイって感じてるんだ。


もうすぐ4歳になるもん。

そりゃ、分かるよね。


私より呪術に詳しいし。





「私達のお仕事は、パパが封印されてしまう前に。あの箱を手に入れる!」

「うん!分かった!」





私の方が緊張してるみたい。



心を抱いて、深呼吸をする。





「よし!いつもみたいに3、2、1で行こう!」

「いいよ」

「あうっ!」

「3、2、1」





数を数え終えると、私達は駅のホームまで移動した。


 
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