第36章 団結*
side.五条悟
名前には知られたくなかった。
僕が人を殺めたことを。
それでも君はこんな僕の為に、涙を流してくれるんだね。
「名前。好きだよ」
「うん」
「大切にするから。僕から離れないで」
「それはこっちのセリフだよ」
確かに。
封印されそうになってるのは僕だもんね。
「ねえ?悟さん」
「うん?」
「シて?壊れるくらいに抱きしめて」
「いいよ」
それで君の心が晴れるなら。
抱きしめてキスをする。
“ちゅッ♡ちゅうッ♡ちゅぱッ♡ちゅッ♡”
「んっ…んんっ…はぁっ…んっ」
「はぁっ…名前っ…愛してるっ」
唇を吸い合う。
“ちゅッ♡ちゅるッ♡ちゅるッ♡ちゅうッ♡”
「んっ…んあっ…あっ…んんっ」
舌を絡めながら、名前ソファーに押し倒した。
「はぁっ…悟さんっ…もう挿れて?」
「いいの?」
「うん」
僕、今日は君をめちゃくちゃにしちゃいそうなんだけど。
僕の心の古傷が疼く。
それをぶつけてしまいそうなんだ。
「全部、受け止めるから」
僕の頬を撫でる名前。
その熱く優しい視線に、理性が吹き飛んだ。