第33章 休暇7日目②*
「何で全部洗濯に出したの?」
「それ。僕の口から言わせる気?」
そう言われて、ボッと顔が赤くなる。
私が自分の愛液で汚したから…
「でも何でこんな下着があるの?おかしいよ!」
「銀座の下着屋さんに行った時買っておいたんだ♥名前に似合うと思って♥」
悟さんをキッと睨むけれど、いつも通りへらりと笑ってかわされてしまう。
「午後には洗濯終わるんだから。そんな睨まないでよ」
「はぁっ…わかったよ」
もう怒るのも疲れた。
「名前」
「何?」
「お触りだめ?」
「だめ」
「迷路の賭けに勝ったのは僕だよ?」
「昨日の夜の主導権争いだったじゃん」
それに昨日は沢山エッチしたもん。
「最終日なんだし。今日は僕を癒してよ」
「嫌。変態と話したくない」
「じゃあ、いいよ。君がその気なら、君の下着は全部そういうのに変えちゃうからね」
何と?
私、夫に脅されてる?
「はぁっ…分かったよ。でもエッチはなしね。ゆで卵食べに行きたいんだから」
「いいよ」
私は悟さんの手を離した。