第28章 休暇4日目*
江ノ島からは私が運転して、1時間弱で目的地に着いた。
うわぁ…
これまた高そうなホテル。
よくよく見たら星野リゾートだ。
金銭感覚ずれてるよ。
ちらりと横を見る。
すると、全く反省していない悟さんが。
ヘラヘラと笑っていた。
「はぁっ…」
「あれ?どうしたの?ため息なんか吐いちゃって」
「いや…言っても無駄だから、もう諦める」
「そう?温泉楽しみだねー♡さっ、行こう」
悟さんは私の手を取り歩き始める。
フロントでチェックインをして、ホテルマンの方に荷物を運んで貰う。
部屋に着くまで。
このホテルの方に、館内についての説明を受けた。
東京のホテルみたいにサロンはないけれど、客室にお風呂が付いているらしい。
「一緒に入ろうね♡」
コソッと耳打ちしてくる悟さん。
そんなこと言わないでよ。
ボンッと顔に熱が集中する。
そしてお部屋に着いた。
「うわぁ…」
東京のホテルもラグジュアリーで広かったけど。
今回は様和式な感じで凄かった。