第27章 休暇3日目*
side.五条悟
名前はスヤスヤと眠ってしまった。
僕はポケットからスマホ取り出して、たくさん撮った写メを見る。
君は気づいてないんだろうけど。
もう少しカラフルなチュニックも似合ってたのに。
やっぱり惜しい…
パッと行って買って来ちゃお!
暫く起きないであろうお姫様を残して。
もう一度銀座に来た。
これこれ。
このチュニック。
これ着てた名前が可愛かったんだもん。
仕方ないよね。
僕はお会計を済ませると、ルンルン気分で店を出た。
あとはジュエリーもみたいな。
またブランド店に入って、ネックレスを見る。
名前もしっかりママだし。
オープンハートとかないでしょ。
やっぱりダイヤだよね。
チュニックに似合う控えめなダイヤを探す。
あ、これいいかも。
「すみません。これプラチナ?」
「はい。そうです」
「じゃあこれプレゼントで包んで下さい♡」
「畏まりました」
名前、どんな顔するかな?
僕ら結婚記念日とか祝って来れなかったしね。