第27章 休暇3日目*
「いいじゃん。いいじゃん。すっごく可愛いよ♡」
写メをパシャパシャと撮られる。
「お姉さん。この奥様に似合う服、全部持って来て♡」
「ええっ?」
「畏まりました」
はぁっ…
もう疲れちゃったよ。
私、あんまり買い物、好きじゃないんだよね。
「次はこちらをどうぞ」
「はい」
多分20着はきたと思う。
漸くしっくりするのが見つかった。
「私、これ好きかも」
「うん。いいんじゃない?名前の好みだよね。適度な露出だし。僕はいいと思うよ?」
「あとはヒールかな?」
「そうだね。それ着たまま靴も選びに行こうか」
「うん」
漸く1着決まった。
あと4着か…
気が遠くなる。
悟さんはさっさとお会計を済ませていて。
私の着ていた洋服を紙袋に包んでくれる。
結局、ラクジュアリ―な服を2着。
カジュアルな服を2着買って、お買い物を終えた。
「疲れた…」
溜息を零す私を待っていたのは。
板前さんが目の前で握ってくれる、本格的な高級お寿司だ。