第3章 狂愛*
side.五条悟
しかし、まさか本当に人間として産まれてきてくれるなんて。
何より僕を覚えていてくれた事が嬉しかった。
もう二度と離さない。
例え誰が何と言おうと。
「早く子供作らないとね」
子供さえ作ってしまえば、君は僕から逃げないだろ?
僕たちは今世で漸く身体が結ばれた。
精霊だった時は、こんなエッチなこと出来なかったしね。
これからは毎日、名前を抱けるんだ。
そう思うと嬉しくなった。
彼女の心臓に手を当てると“ドクン、ドクン”と心音がする。
本当に生きてるんだね。
実感していると、俺の下半身が復活してきた。
思いの外、おっぱいが大きいから。
揉みたくなっちゃうんだよね。
「ごめんね。名前」
耳元で囁いて。
もう一度、名前のナカに迸るモノを挿れた。
ああ。
気持ちいい。
ちょっとナカに挿れるだけのつもりだったのに。
腰が“ぐッ♡ぐッ♡ぐッ♡”と動いてしまう。
横になりながら、後ろから抱き締めるような形で。
名前の身体を堪能する。