第20章 朗報*
「来週には海外にいる生徒も帰国するし、楽しみだよ」
「海外にも生徒さんがいるの?」
「うん。真希たちと同じ2年だよ。なんと僕と同じ特級呪術師」
「へぇ。強いんだね」
2年生は3人だと思ってたよ。
そんな強い子がいるなんて、噂も聞かなかったな。
ふと時計を見ると19時だった。
「あ、もうこんな時間。そろそろ蓮をお風呂に入れなきゃ」
「ああ。それなら僕が入れるよ」
「ありがとう。服はそこに用意してあるから」
「うん。分かった」
「宜しくね」
止まっていた手を動かし始める。
悟さん、普通にしてれば。
子煩悩でいい旦那さんなのにな。
どうしてこうも困ったさんになるんだろう?
料理をしながら溜息が出る。
それにしても、来週帰ってくる予定の生徒さん。
いい子だといいな。
「名前ー?上がったから、蓮お願い」
料理をテーブルに運んでいると、悟さんが私を呼ぶ。
「はーい」
蓮をバスタオルに包んで、リビングに戻る。
着替えを済ませて、おっぱいをあげた。