第19章 幸福
「こんにちはー」
「こんにちはー」
「あらー!可愛いっ!男の子?」
早速、ママさんたちに話しかけられる。
そこで思い出す。
私、人見知りだった。
「こんにちはー。僕の妻の名前と僕の息子の蓮です。どうぞ宜しく」
賺さず悟さんがフォローしてくれる。
「夫の悟さんと息子の蓮です。私は五条名前と申します。宜しくお願いします」
「蓮くんママと蓮くんパパね。家の子は女の子。翠っていうの」
そっか。
こういう時は蓮のママやパパとして呼ばれるのか。
「宜しくお願いします」
「宜しくね」
「家は双子の息子2人。虎と竜よ。黙ってれば天使だけど、起きてる時は、もう怪獣ね!」
「ははっ。怪獣ですか。宜しくお願いします」
「家も女の子。芽衣よ。宜しくね」
「はい。宜しくお願いします」
早速、ママ友になれたかも。
「ねえねえ?おじさんの髪ってなんで白いの?」
「こらっ!おじさんなんて失礼でしょ!」
「だっておじさんじゃん!」
子供たちは悟さんに夢中だ。