第18章 教授*
side.五条悟
今日の仕事を片付けて、名前が待っているであろう宿舎に帰る。
すると自室の鍵が開いていた。
あーあ。
また鍵閉め忘れて。
部屋に入ると、寝室で名前蓮が寝ていた。
無防備な寝顔に溜息が零れる。
全く。
どこで遊んできたんだか。
お風呂の準備をして、蓮を抱き上げる。
「ママはお疲れみたいだから、パパとお風呂に入ろうねー」
偶には、こんな日があってもいい。
2人でお風呂を済ませ、蓮に粉ミルクを飲ませる。
それにしても。
こんなに小さいのに僕や憂太より多い呪力量。
僕と名前の子だから?
名前は懸念していたけど。
「僕は君の将来が楽しみだよ」
これで六眼があったら、僕は完全に負けちゃうかもね。
トントンと背中を叩いてゲップをさせる。
もう首が座ったから、抱っこもしやすい。
蓮を抱えて自室を出る。
「恵ー?」
来たのは恵の部屋。
「何ですか?」
恵に蓮を預けた。