• テキストサイズ

【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第16章 不穏*


 


「それで?名前ちゃんは安心してくれたかな?」

「…うん…」

「そっか。そっか。心配かけてごめんねー」





そんな風にへらへらして。

私の気持ちなんか知らないでしょ。



不安だったんだよ?

皆、怪我してここに来るし。


もし悟さんの身に何か遭ったらって。



考えたら腹立ってきた。





「名前?」





何も言わないでいると、私の顔を悟さんが覗きこんでくる。

反射的にプイッと顔を背けた。




 
「名前」

「………」

「名前ちゃーん?」





そんなに何回も呼ばないでよ。





「………怖かった…」





ぽろりと本音を吐いてしまう。

私の身体を抱きしめながら、悟さんは宥めるように頭を撫でてくる。





「安心して。僕、最強だから。名前を残して死なないよ?」





どれくらい最強なの?

私には分からないよ。





「…絶対に死なないなら許す…」

「ははっ。僕、名前には負けちゃうなぁ」





困ったように笑う顔を見て、漸く安堵する。


 
/ 396ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp