第14章 出産
side.五条悟
名前。
頼むからこれで生き返ってくれ。
名前の口に空気を送りながら、急いで性交渉をする。
息をしていない身体にチンコを突っ込むなんて、正気の沙汰ではない。
けど、今はこれしか君を救う術を知らないんだ。
身体はまだ温かい。
可能性はある。
蘇生の為のセックスなんて初めてだ。
僕は必死に腰を打ちつけながら、酸素を送り続けた。
幸いこの数ヶ月セックスもしてないし、一人で抜いてもいない。
僕のチンコは爆発寸前で、直ぐに精子が昇ってきた。
「はぁっ…はぁっ…くっ!…あっ」
名前のナカに射精をする。
まだまだ治まりそうにない熱く硬いモノ。
「名前っ…名前っ」
名前を抱きしめながら、僕はまた律動を始めた。
君のいない人生なんて考えられないんだ。
今度こそ僕を幸せにしてよ。
「はぁっ…はぁっ…うっ…あッ」
二度目の精液を吐き出す。
「名前、頼むから…目を開けてよ…」
願いを込めて愛しい君にキスをする。