第4章 女中として
山「お粥作ってきたよー」
『あ、ありがとうございます‼︎ 』
その日ずっと山崎さんは私の看病をしてくれた。
お粥を作ってくるって言ってて
最初自分で作れるって言ったのに
こんな日くらいは!って言って作ってくれたのだ。
お盆からは湯気がもくもくと上がっている。
山「熱いから気をつけてね」
『はーい。ふーふー』
ふーふー言いながらお粥を口にするを山崎は可愛らしく思った。
いや、前から可愛いんだけど、
こーやってふーふーして子供みたいで…
まだ16歳だもんね。
俺からすればまだまだ子供だな。
山崎を含め、真選組にいる大人たちは
みんなのことを可愛らしく思っている。
年齢が上の人はまるで娘のように
年が近い人は妹のように大事にしていた。