第4章 女中として
気がつくと私は土方に支えられていた。
土「てめっ…無茶してんじゃねぇよ」
凄い近距離なところに土方の顔があって
すごい驚いた。
突き飛ばしたかったけれど、
そんな体力私にはもうなかった。
『……ごめん』
土「はあー……捕まってろ」
一気に視界が高くなった。
私は土方に横抱き…世に言うお姫様だっこをされていた。
え、ちょっと待ってよ‼︎
どうして私を嫌ってる土方がこんなことまでしてくれるの?
その言葉を口にしたかはわからないけれど
歩く振動が心地よくて、部屋までの短い距離の中私は土方の腕の中で眠ってしまった。