第4章 女中として
沖「なんでそんなびしょ濡れなんでさァ?」
隊士のみんながご飯をもらいに
列に並びに来て、私がカレーをよそってる時沖田さんが声をかけた。
『あー、買い物してたら雨に降られちゃって』
沖「風邪引かねぇようにして下ぇよ」
『うん。 ありがとう』
その後も私を心配してくれる人はいたけど
相変わらず土方は無口だった。
私とは一言も話すことなくカレーをもらうと席に着く。
そんなに治癒能力がある私が気持ち悪いのかな?
……私をここに居させてくれるようにしてくれたのはあんたなんだよ?
あんたなのに……
どうして避けるのよ…
私を救ってくれたんじゃないの?
だったら最後まで面倒見なさいよね…
って、あーもう!!
なんてこと言ってんのよ私!
図々しいにもほどがあるっつーの‼︎
私は土方に感謝しなきゃなのに…
あー、
土方のことなんて考えるから頭が痛くなってきちゃったじゃんよ。あのマヨラーめ。