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Wonderland
第4章 女中として
私はそんな山崎さんを通りすぎ、
干しっぱなしの洗濯物をかごにいれた。
水分を含んだ洗濯物はいつもより重くて
少し運ぶのに時間がかかった。
もう変装するための帽子もサングラスも
マスクも取れてしまって、
髪の毛からは水がどんどん垂れてくる。
寒い…
お風呂に入りたい…
でもご飯作らなくちゃ。
私はタオルで髪をふくのも忘れて
そのまま髪を結うと厨房に向かった。
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