第4章 女中として
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女中をやり始めて一週間経った。
朝早く起きてご飯を作るのも
夜遅くまで献立を考えたりするのも
少しずつではあるけれど
だんだんとここの生活に慣れてきた。
相変わらず、
あいつ……土方とは一回も話してない。
だってあいつ声かけてこないんだもん。
それとも私が天人だから君悪がったのかな?
私のこと気持ち悪いって思ってるのかな?
……なんでこんなこと考えなきゃなんないのよ‼︎‼︎
あー、やめやめ。
私は頭を切り替えて、
洗濯物を干して行く。
今日は天気が良いから綺麗に干せそう。