第4章 女中として
沖「ふぁああ〜、おはようでさァ」
『沖田さんおはようございます』
沖田さんが眠そうな目をこすって
ご飯を取りに来た。
少しはねた髪の毛を見てまだ幼いんだと思った。
いや、幼いって言っても
あたしよりも年上だよね?
確か18とかだよね?
近「いやぁ!すっかりさまになってるね!さすがちゃん‼︎」
『あ、近藤さん。 おはようございます』
朝から大きな声で、ハイテンションで
私に声を掛ける近藤さん。
なんだか、温度差についていけないような…
…あ、土方だ…
なんか不機嫌そうな顔をして
こっちへ向かってご飯を取りに来る。
どうしようか。
声かけた方がいいんだろうか?
他の人に声かけてるのに一人だけ
声かけないのってやっぱり不自然だろうか。
どうしようか。
『……あ』
迷ってるうちに土方は私の前を通って
席にいってしまった。
……なんか自分だけそわそわしてて
バカみたい。