第4章 女中として
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5時前には目覚めた。
昨日、土方に私が天人であることを話してそのあと山崎さんに部屋を教えてもらってその部屋で寝た。
先輩の女中さんに挨拶しに言ったら
みんな優しそうなおばさんばかりで
なんとかうまくやっていけそう。
『ふぅあ〜〜』
私は大きなあくびをしながら服を着替える。
昨日女中さんが服を貸してくれたのだ。
まだ家に帰れない私は服を取りにいけてないから。
私は厨房に行くと朝のご飯の準備を始める。
少し立つと先輩の女中さんも来て
朝から仕事熱心ねぇ、と感心されてしまった。
あー、
やっぱり寝る場所変わると深く眠れないよね。
眠い…
「うわー、うまそ」
「ちゃんアイドルだったのに料理まで出来るんだね‼︎」
早くに厨房にきた隊士たちが私には優しい言葉をかけてくれる。
なんだかそれだけで胸が暖かくなった。
ここにいる人たち…
みんな優しそうだなぁ。