第4章 女中として
『…私はこのような金髪の見てくれ故、
よく異国の血が混じっていると間違われるのですが、私には異国の血など一切通っておらず、私は遥か遠くの星から来た…
天人でございます』
そいつはいつもと違う口調で淡々と話し始める。
は?
今なんて言った?
天人?
『私の星は人口が少なく、私は貴重な逸材でした。 でもとある理由でここ、地球にきて、何故かアイドルを始めたんです』
土「……」
『私には特別な能力が備わっております』
…特別な能力?
なんだか、こいつが話してる言葉が
全て現実味のないような気がした。
そいつはおもむろに立ち上がると
俺の部屋にあった小さな刀を手に取った。