第3章 変わらないもの
「いや、あのこれは…」
土「…さっさと仕事しろ」
「「「「はい‼︎‼︎」」」」
土方はドスの効かせた声で隊士たちを
追い払った。
土「おいお前ちょっとこい」
『え、あ…うん』
土方は私を見るとすぐに食堂を出てってしまった。
ちょっと待ってよ。
食器かたずけなきゃなんだから‼︎
私はすぐに食器をかたずけると土方の後を追った。
『…副長室?』
土「…そこに座れ」
私が連れて来られたのは土方の部屋だった。
土方は私に座るように促して、
土方もその場に座った。
私は土方と向き合う形で床に座った。