第3章 変わらないもの
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近「おー、どうだい。よく寝れたかい?」
『…まあ』
近藤さんの部屋に行くなり
ハイテンションな近藤がそう言った。
さすがにこんなハイテンションな人に悪魔でうなされてましたなんて言えないよ。
私の返答に土方が少し咳払いしたのがわかった。
近「まあ今日一日はここでゆっくりしてくといいよ」
『ありがとうございます』
近「向こうに食堂があるから朝ごはんでも食べてくるといい」
『わかりました』
近藤さんの部屋を出ようとしたけど
土方は動くつもりがないらしい。
てっきり土方も出ると思ってたけど…
土「俺ァ近藤さんに話あるから先行ってろ」
『あ、うん』
私は近藤さんの部屋を出た。