• テキストサイズ

Wonderland

第3章 変わらないもの







何か…
今日の夢で坂本が何か言ってた気がする。



なんだったんだろう…
忘れちゃった…



土方は私がうなされてるから起こしてくれたのかな?




時計はまだ朝の5時前で、私はそんな寝てなかった。



いつもそう。
いつもあいつのせいで目が覚める。



悪夢だ。





土「…どーすんだ」

『…何が』




土方が私の横に腰掛けてタバコを取り出しながら聞く。




土「…帰る場所ねぇだろ」

『メディアとかマスコミいるしね』

土「……」

『そこらへんに泊まるしかないかな』

土「そこらへん?」

『……公園…とか?』

土「あほか‼︎」



土方は瞳孔開いたままの瞳を私に向けた。



ほんと、この人警察に見えないよ。
ヤンキーだよ。不良だよ。

瞳孔開いてて怖いっつーの。




『…だって居場所ないから』

土「……」




それ以上私たちは何も話さなかった。



6時ぐらいになると近藤さんのとこ行くぞ。って連れてかれた。


/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp