第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない
そして私は地下室みたいな所の
事情聴取するみたいな部屋に連れてかれた。
中には椅子と机しかなくて、
正面はガラス張りだった。
こっちからは何も見えないけど
向こうからは見えているんだろう。
黒髪は私を座らせた。
そして茶髪とゴリラと黒服の三人が部屋に残った。
ゴリラは私の正面のイスに腰掛けてて、
黒服は私の背後で見張ってるし、
茶髪はドアの近くで背中もたれてる。
「まずは自己紹介からしようか。
僕は真選組局長の近藤勲だ。
後ろのが副長の土方十四郎。
あそこのが一番隊隊長の沖田総悟」
近藤…さんは自己紹介をした。
まあ別に紹介されても今後どうにもならないけどさ。
とりあえず土方うざい。
なんで背後にいんの。
なんで殺気立ってるの。
なんで瞳孔開きっぱなの。
なんで仁王立ちなの。
そんなにさっきの噛み痛かったの?