• テキストサイズ

Wonderland

第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない






『…はあ、はあ…』

「待て…この‼︎」




黒髪の男がだんだん近づいてくるのがわかった。


でも私も捕まるわけにはいかない。



坂本に何されるかわかったんじゃない。




だから、細い路地をくねくね曲がって
男を巻こうとしてるけどこの男も随分としつこい。



しつこい男は嫌われるんだぞ‼︎




「先回りさせてもらいやしたぜ」

『‼︎‼︎』



細い路地の出口にはさっきの茶髪の男が立っていた。


まさか先回りされてるなんて‼︎



後ろには黒髪の男が詰めてくる。



なんでこんな細い路地に入っちゃったんだろ…




がしっ



「やっと捕まえたぜ」



黒髪の男は少し呼吸を乱しながら
私の腕を掴んだ。


/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp