第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない
「旦那ァ。俺たちとて大企業の坂本グループに頼まれてんでさァ」
『‼︎』
坂本財閥真選組にまで詮索を…?
坂本の野郎…
どこまであたしを追い詰めんだ。
いい加減にしてよ、あの変態‼︎
「それにこの部屋は女の匂いがプンプンすらぁ」
黒髪の人が部屋をぐるぐると見渡した。
神「女なら私がいるネ‼︎ 私の匂いアルか」
「チャイナ娘は引っ込んでなぁ。ガキには興味ねぇでさァ」
神「お前も大して変わらないアル‼︎」
「へいへい〜」
茶髪の男も部屋をぐるぐると歩き出している。
しかもなんかタンスみたいな引き出し開け閉めしてるし…
押し入れまで覗かれたらおしまいだよ。
新「あの人気アイドルのちゃんがこんなところにいたら大騒ぎになってるところですよー?いるわけないじゃないですか」
「おいメガネ。てめぇその汗なんだ」
黒髪の人がそう言って新八くんを睨む。
確かに彼は尋常じゃない汗をかいていた。
これ、まじでばれるって。