第2章 大丈夫って言ってるやつが一番大丈夫じゃない
「ここにあの人気アイドルがいると聞きつけて来た‼︎」
真選組らしき人が数名万事屋に押しかけてきた。
私は押し入れの隙間からその様子を見ていた。
なんか黒髪の人と茶髪の人と…
ガタイの良い男がいた。
真選組なんてあんまり目にする機会がないけど、なんか若そうな人たちだなあ…
銀「あ、アイドルぅ〜? そんなの来てないけどー?」
ちょっと銀さん。
目泳いでるんだけど‼︎
嘘って丸わかりなんだけど‼︎
ていうかそもそもなんで私がここにいるってバレたの?
「おいてめー目泳いでんだよ」
黒髪の人が銀さんの胸ぐらを掴んで顔を寄せて言った。
銀「またまたぁ〜。瞳孔開きっぱだぞ、大串くん」
「だれが大串くんだ‼︎」
銀さんはなんとか誤魔化しているつもりみたいだけど…