第13章 お気に入り(松野千冬)
『千冬くん眠い?』
「んー、うーん少し…?」
『寝ていーよ』
「んーうん…」
ラーメン食って腹いっぱいなうえに水分とりすぎて苦しい…眠い。横になったら一気に眠気きた…。
ソファの下に座る彼女が俺の髪に触れて微笑む。
『千冬くんはかわいいね』
「可愛くねえっす…よ」
『かっこいいね?』
「んへへ…嬉しいっす」
『やっぱり可愛い。髪もふわふわ。』
「さん…」
『んー?』
「マジで眠いかも…すんません…」
『いーよ、おやすみ千冬くん』
さんからのおやすみ、を聞いてすぐに俺は意識を手放した。ふわふわしてると言って頭を撫でる彼女の手があたたかくて心地いい。夢の中でも頭撫でられてるとか…さんの飼い猫にでもなったみてぇだ。ふは…っ超幸せじゃん。
どんくらい経った…?
俺はまださんの夢を見てた。
『苦しそうだね…』
まあ…そりゃ食べて飲みましたからね…
『ラクにしてあげようね』
俺の太ももに細い指が流れるように触れた。そんな触られ方したら…いろいろとやばいんですけど!
内ももを通って戻ってきた指が俺の中心に触れるか触れないかくらいのもどかしい刺激を送る。さんが触れてるという事実だけで反応するこの身体は夢の中でさえあなたを求める。
あぁでも…夢の中なら何したって…
…っんぁ、え…っ?
あまりにもリアルな刺激に情けない声が漏れる。
スウェットに手をかけたさんが俺のモノに舌を添わせて時折先端をチロチロと弄ぶ。
っん、は…ぁ、あ…っ
気持ちい…ちんこ溶けそう…
夢なら…あんなことをしたっていいはず。
現実の彼女にはとてもできないこと。
さんの後頭部を手で抑えて自分の良いように上下させる。根元まで咥えさせて押さえつけると苦しそうな声が聞こえて、それにすらひどく高揚する。
少しして手を離すと涙目の彼女が再びちゅぽちゅぽと咥えはじめた。押さえつけていたからか唾液の量がいつもとは比べものにならない。彼女の唾液が潤滑油になって水音が耳を刺激する。
あぁ…気持ち、い…
さんの中に挿れたらどんなだろう
挿れてぇ…さんとシたい…っ