第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
「ねえ…三途んとこ行かないで…っ?」
『ん…っダメだよ…っ』
シャツのボタンを数個あけて下着を上にずらして露になった胸の中心を責めながら甘えたように強請ってみるけど断られてしまう。
「今夜は俺と過ごそう…?
ちゃんが欲しくて堪んない…」
『あっアンッだめ…春くんとお約束したの…っン』
「三途んとこ行ったらヤダ…っ。」
『んっンンッ竜くん…っあアッ』
「ちゃんのせいでこんなになっちゃった。ねえ責任とって…?俺とえっちしよ?」
ちゃんの小さな手を取って俺のモノをズボンの上から触らせる。触れられただけでも出そうになるのを堪えて耳を縁取るように舌を沿わせながら囁いてみる。
『あ…っおっきい♡
んアッみみぃ…やだっあ//』
「ちゃん耳弱。
もっと可愛い声きかせて…っ」
「も…もうすぐ着きます…っ!」
遠慮がちに言った部下に軽く返事をしてから目の前のちゃんに再び集中し始めたけど本当にすぐ着いてしまった。車内にあったブランケットで彼女をくるみ横抱きにして自分の部屋へ急いだ。回らない頭を必死に回転させ、今日買ってトランクに溢れていたショッパーたちはちゃんの部屋に置いておいてくれと伝えた。
『り…くんっはなしてえっ
春くんのとこいくのぉっ!』
まだ言うか。
「ううん、ちゃんは今から俺とえっちするんだよ。三途のとこなんて行かせない。俺とするの好きでしょー?」
『ん…っ!ばかあ〜離せええっ』
お酒のせいで力の入らないちゃんを自分の部屋のベッドにおろして覆い被さる。三途の所へ行くんだと約束したんだと絶えず口にするから嫉妬で狂いそうになる。
「そんなに三途んとこ行きたい?
縛って閉じ込めてないとダメかな…?」
自分のしていたネクタイを解いて
ちゃんの両手首をベッドに縛り付けた。
『や…っ!はる…くんと約束…ンン!』
「こんなに濡れてるのに…俺とシよ?」
『あっんはあっ竜くんっ//』
そうやって俺の名前呼んで俺だけ見てればいんだよ