第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
『まん…じろっンンッ!』
パンパンッ
「…っ」
俺にはもうコイツしか居ないから。
何もかも失った俺にはもう…
『あっあっまんじろ!ンンッやあっ』
「…どこもいかないで…っ」
『行かないよ…ずっとそばにいるっ』
俺の心を満たしてくれるのはだけだ。
どうしようも無い暗闇から助け出してくれるのは
いつもだった。
好きとか愛してるとかそんなんじゃない。
そんなもんじゃねえんだ。
は俺の全てだ…。
『んああっイ…くぅ…っ!』
「ん…いいよっ」
の弱いところを一気に攻めて律動を早める。
『まん…じろ!アアっイ…く!イくぅ!あああっ』
「俺も…もぅ…限界かも…っ」
ドピューッ
ビクンと俺の下で背中を反らせたの中から限界を迎えた自身の昂りを引き抜いて思いっきりの真っ白な腹に出した。
『はあ…んはあ…っ』
「は…っくっはあ…」
2人で息を整えながらの頭を撫でた。俺の腕の中にがいる。確かにいるんだ。お前だけは絶対に失いたくない。
「…俺はさ。お前が誰と寝ようが口出す権利はねえ。だけどよ、お前のこと大切にしてくんねえやつには絶対ェ体許すなよ。もしお前のこと性欲処理に使うやつがいたら俺はソイツを殺す…から。」
『んふふ、マイキーお父さんみたいっ』
「お前のこと大切なんだよ。分かるだろ。」
『うん、私もね大切にしてくれる人にしか体は許さないって決めてるんだ。』
「…そろそろ飯食いいくか。」
『そうね。いこうか』
服を着て2人でリビングに向かえば他の奴らは皆食べ終わっていてコーヒーやら紅茶を飲んでいた。
「首領、ちゃん、おはよう。
朝食すぐ出るんで座って待っててください」
リビングに入ってきた俺たちを見て真っ先に立ち上がった竜胆が朝食を準備してくれた。気ィ遣えるしの事もすごく大切にしてくれている。
『竜くんありがとう。
結局最後は任せちゃったね』
「いや、全然だよ気にすんなって
毎朝作ってもらってるしたまにはな?」
こんな朝の光景を見てなんだかお似合いだなーなんて2人を見てると微笑ましくなる。