第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
ガチャ
『タケちゃーん、おはよー
朝ごはんできたから起きておいで!』
「ああ、すぐ行く。
毎朝ありがとうな」
タケちゃんはわりと既に起きてたりする。
ガチャ
『鶴ちゃんおはよー
朝ごはんできたから呼びに来たあ』
「んー。はよー。」
『おはよう鶴ちゃんっ』
こちらは今起きたご様子。
ガチャ
『モッチー朝だよー…って
もう起きてたのね!』
「あぁ、おはよう。
今部屋でよーとおもってたところだ」
こちらも比較的起きてる率高め。
ガチャ
『春くんおはよー
朝ごはんできたよー』
「ん……?
こっちこい…。」
眠い目をこすりながら私に腕を伸ばす春くんの隣に腰を下ろした。
『おはよう、起きれる?』
「がキスしてくれたら起きれる。」
『はーるくん?甘えん坊さんだあ』
「してくんねーの…?」
そんな綺麗な目で見られたら押し負けてしまう。
『し…ます…っ』
自分からキスをするなんてあんまりないから緊張してしまう。なんだか恥ずかしい。目を瞑って待っている春くんの顔が美しい。そっと頬に手を添えて触れるだけのキスをした。
「…足んねえ。」
『え…っンン!ちょ…と春くんっ!』
私の後頭部を手で押えた春くんから深い深いキス。
「俺じゃねえ跡つけてっから…
なに、妬かせてーの?」
『ち、ちがうよ!
も、マイキー起こしてくるから
はやくリビングきてよね!』
このままでは春くんを求めてしまいそうで私はベッドから立ち上がった。
「俺は昨日の朝みたいにシてもいんだけど
首領んとこ行くなら仕方ねーなあ?」
『もう!からかわないっ!』
「からかってねーよ?
俺はが欲しいだけ」
そんなこと言われたら本当に求めたくなる。
『今夜…お部屋くるから待ってて。』
「ふはっ。うん。待ってるよ」
何その笑顔。綺麗すぎるよ…。
『ん。じゃあリビングきてね』
「うん。起こしに来てくれてありがとな」
ちょっと時間かかっちゃったなあ。
春くんの部屋を出た私はその奥にあるマイキーの部屋へと足を進めた。昔からほんっとに寝起き悪いんだよねマイキー…。はあ…。