第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
「うん、気持ちいね…っ!
俺もちゃんのナカ…やばいっ!ナマやばい…っ。腰止まんないよちゃん…はあはあ…ナカ出したい…っ」
『ナカ…だめっそれはだめ…っ』
「なん…で?俺の赤ちゃん産んでよ…っ」
今日の竜くんなんか変。
はじめくんとシてきたことをすごく嫌そうな顔してた。そんなの初めてじゃないし、今朝は蘭くんと3人でしてたようなもの。本当に上書きするみたいに私を抱く竜くん。求められるのは嬉しい。いつもよりたくさん愛の言葉を吐く竜くんに胸がドキンとなった。体じゃなくて私自身を求めてくれているような気がしたから。
それに…ゴムをつけずに急に挿れてくるなんて初めてだった。直接なんて絶対ダメだってわかってる…なのに言葉だけで抵抗はしなかった。だって凄く気持ちよかったの。だけど中出しは…さすがに竜くんも責任取れないだろうし私も焦った。なのに俺の赤ちゃん産んでって…本気なの?
考えている間に竜くんの律動が早くなるのを感じた。
「ちゃん…ナカ…出したいっ」
『だから…っそれはダメ…ンンッ』
「わか…った…っ!」
『あっあっりんくんっ!
りんくん気持ちい…!イ…ちゃうっ』
「ん…イっていいよ…ああっ」
『や…っりんくんも…!
りんくんも一緒にイこ…っ!』
「うん…っはあ…くっ!」
一瞬中で竜くんのモノが大きくなったのを感じて、竜くんの絶頂が近いのだと悟った。本当にナカ…出したりしないよね?
『り…くん抜いて…っ!あっん!』
パンッパンッパンパンッ
「…イ…っく!」
絞り出すような竜くんの声とともに中からズルっと引き抜かれた。入口に竜くんの温かいものが勢いよくかかる。もう抜いても意味なかったんじゃ…というほどの量で…絶対ナカに少しは入ってるよ…。
『はあ…はあ…っりんくん…っ
抜いてくれて…ありがとっ』
まだ整わない息。
だけど理性を保ってくれた竜くんにお礼を言う。あの極限状態でも私の体を優先してくれた竜くん。やっぱり優しいな。
「ん…はあっはあっ。ごめ…っ
めちゃくちゃ暴走しちゃ…たっ」
『うん、大丈夫よ』
「でも…俺の赤ちゃん産んでよって…
あれは本心だから…冗談なんかで
あんなん言わねえから…。」
『え…?』
「だからもっと俺のこと意識してね…?」