第9章 歪想 （羽宮一虎 / 場地圭介）

の心は場地が持ってっちまった。

だから身体だけは⋯なんて無理な話だ。

いっそ突き放してくれた方がラクなのかもしれないが、きっとはそんなことしない。自分を犠牲にしても俺が傷つかないようにって行動するやつだ。

そんなお前の優しさに漬け込んで

俺はほんとにサイテーだな。

解放⋯してやるか？

『かず、くん⋯っも、だ、め⋯ッ』

苦しそうで、でも甘い声。
この声を聞くと全部がどうでも良くなる。

やっぱりお前は離してやらない。

「イっちゃう？」

『ん⋯ンッ』

こくこくと頷く彼女にキスをして律動を早める。の声にならない声が俺の口内に消えていく。

「イけよ⋯俺のでイけ⋯っ」

『ぁ⋯ぁあっ、や、だ⋯もうダメっ』

「ココだろ？ほら⋯もっと啼けよ⋯ッ」

『んぁっカズく、ん⋯ッイっちゃ、ぁああ！』

「はぁ⋯っ俺も、そろそろ⋯イ、くっ」

すんでのところで引き抜いて白い太腿に欲を放つ。

まだ息の整わないを机からおろして手をつかせる。思い切りスカートをまくり上げて間髪入れずにバックで突っ込んだ。

『え⋯っ？待⋯って、んんッ』

「2連チャンもバックも初めてだもんなぁ？
俺１回じゃ足んねぇんだわ、付き合って？」

『や⋯もぉむりっ壊れちゃ、う⋯！』

「んーん、無理じゃねぇのヤるんだよ。
バックちょーキツくて堪んねぇわ。」

『んぁ⋯ぁあッ』

「のイイトコ3つ目みっけた」

背中を反らせて中をひくつかせる彼女。さっき出したモノが太腿を伝っていて最高にえろい。反応をみせたそこを何度も擦りあげると顔だけを振り返って涙目で俺を睨む。

「んな顔で睨んでも煽るだけだぞ」

『カズくんのバカ⋯っんア、あ⋯ッ！』

「俺とすんの好き？気持ちぃ？」

『言わ、な⋯いっ』

「言ってよ。
俺とのセックス好き？」

言いながら打ち付ける速度を早めるとの中がさらに締まる。

『は⋯っあ、ぁんッ』

「言ってくんなきゃ中に出すよ」

『え、だ⋯だめっ抜いて⋯ッ！』

「じゃあ言ってよ。
俺とセックスすんのが好きって。」

『そんなの恥ずかしくて無理、だよ⋯っ』

頑なに言ってくれない彼女の中から自身を引き抜いて椅子に座らせた彼女の口元にソレを擦り付ける。