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今宵は誰の腕の中で眠りますか⋯?

第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)


別の日、なんとなくその日は1人でいたくなくて兄ちゃんの部屋に向かった。ノックもせずにドアを開ければベッドに腰掛ける裸の兄ちゃんの上に裸のちゃんが跨っていた。

「は…?」

え、コイツ首領の女じゃねえの…?
俺の兄貴は死にてえのか?

『ら…蘭くん!
鍵かけてなかったの…!?』

「えー?だめだったあ?」

『だ、ダメとかじゃなくて!
ごめん竜くんこんな姿みせて…っんぁはあっ』

俺の目の前で兄貴に善がるちゃん。
何がどうなってんのか分かんなかった。

「ー?かわいいなぁ?
何回抱いても飽きないのお前だけ…♡」

何回抱いても…?

呆然と立ち尽くす俺とは裏腹に兄貴とちゃんの行為はエスカレートしていき、一際甘く高い声が聞こえたと思えば兄貴の腕の中でビクンビクンと体を反らせているちゃんが目に入った。

『ば…か蘭くん!
竜くんの前でする事ないでしょ!』

「でも気持ちよかったでしょー?
見られる方が興奮するタイプなんじゃない?」

『もう蘭くんとはシない!』

「はい、うそつきー
蘭ちゃんとのエッチ大好きなくせにー」

『うるさい!ばか!
もう知らない!竜くん行こう!』

そう言って俺の腕を引いて俺の部屋へと一緒に入っていった。

ガチャン

ドアが閉まったと同時にちゃんが話し出す

『ごめ…んあんなとこ見せて…っ』

「あ…いや…ビビったけど別に…へーき。」

嘘だ。何もヘーキなんかじゃない。
好きな女が自分の兄貴と乱れる姿を見たんだ。
大丈夫な奴がいるかよ。

『ほんとごめんね…。』

顔を赤らめて俯きながら話すちゃん

「いや…ほんと俺は大丈夫。
マイキーには言わねえから安心しろ。」

『…なんでマイキー?』

「いやだってこの前マイキーと…」

『…っ!いつ…!?
やだ、恥ずかしい見てたの…!?』

「ほんとこの前だよ。
マイキーの部屋に資料届け行ったら…
そういうことしてる声が聞こえて…
そしたらマイキーがお前の名前呼んでたから」

『あ…そ…だね。私だそれ…。』

「マイキーにバレたら兄貴殺されそうだし
黙っとくから…見なかったことにするな。」

『…?さっきからマイキーにバレたらって何?
別に私マイキーの彼女じゃないよ…?』

「え?」

『え?』

え…?
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