第9章 歪想 (羽宮一虎 / 場地圭介)
あっという間に放課後を告げるチャイムがなる。
「なあ、ずっとここで待ってんの?」
隣の席で頬杖を付きながら言うカズくん。
『だってここ以外どこがあるー?』
「んあー…図書室とか?」
『カズくん図書室行ったことあるの?』
カズくんが図書室ってなんか似合わない
「授業サボるときはだいたい図書室か屋上
あったかくてよく寝れるんだよなあ」
あーなんかそれは想像つくなあ。
『じゃあ図書室いく?』
「そうすっか」
立ち上がったカズくんの横に並んで図書室へ向かう。誰もいない放課後の図書室はなんだか落ち着く。窓辺の日向がポカポカして心地いい。
『ほんとだぁ…寝れそう…』
「だろー??」
隣に腰かけたカズくんと机に突っ伏して日向ぼっこをしていると、スカートの中にするりと手が滑り込んできた。
『っちょっと!』
「ん?」
『手…抜いてよ…っ』
「今日はシようなって言ったよ?」
朝起こしに行った時に…言ってた。
確かに言ってたけど…っ
『いいって言ってないもん!』
「学校でとか興奮しねえ?」
『しない…っ誰か来たらどうするの!』
するすると私の太腿を撫でる手が脚の間に入り込んで、ショーツの上からワレメに指を添わせる。
『ん...っンん!』
「なんだ、濡れてきてんじゃん。
お前こういうシチュ好き?」
『ちが…カズくんが触るからぁ…っ』
抵抗も虚しくあっという間に絆される私。
「俺に触られると濡れちゃうんだ?
じゃあイッパイ シてやらねーとな」
『も…やめ、てっ』
ショーツの上からスリスリと触れられるだけで焦らされるような感覚。その先を期待してしまっている身体からとろとろと蜜が溢れてくるのがわかる。
「やめていーの?
の身体ちゃんと反応してっけど?」
『…ここ学校…っだよ』
「それがいーんだろ?」
ひょい、と私を持ち上げると机に座らせれて脚の間にカズくんが割って入ってくる。
「なあ、勃った」
『ば、ばか…っ』
「このままじゃ場地んとこ行けねえから
一緒に気持ちよくなろうな?」
グッと腰を引き寄せられてズボン越しに硬くなったカズくんのモノが押し付けられる。またキュンキュンと疼いてしまう私の身体はおかしくなってしまったみたいだ。