第9章 歪想 (羽宮一虎 / 場地圭介)
最初からこうするつもりだった。
放課後の図書室は誰も来ない。
授業中もどっかのクラスが使ってねぇ限りは誰も来ねえのを俺は知ってる。だからここに来た。
学校でシてみたかったんだよなあ…なんて
純粋な相手にやりすぎか?
「なあ、勃った」
机の上に座らせて、開かせた脚の間に立っての腰を引き寄せる。ピクン、と反応した小さな身体に理性が壊されていく。
『ば、ばか…っ』
「このままじゃ場地んとこ行けねえから
一緒に気持ちよくなろうな?」
スカートから覗く白い脚に手を添わせて、片足を机にあげさせる。
『や…っカズくん当たって…る』
「だから勃ったっつってんじゃん」
『ほんとに誰か来ちゃう…っ』
「ごちゃごちゃ言わねーの
口塞いでやろうか?」
顔を近づけると、ばっと口元を抑える。
『それはダメって言った…』
「そんなに俺とキスしたくねぇ?」
『そ…じゃなくて。
ファーストキスはまだ…とっておきたいの。』
「分かった分かった。
んじゃこっちにしてやるから。」
一気にシャツのボタンを外して覗いた谷間に唇を寄せる。ブラに指をかけてずらすと、ピンク色の蕾があらわれる。
『…ンんっ、ぁあ…っ』
「乳首勃ってんじゃん舐めてほしー?」
『そんな事言わない...っ』
「言えよ」
蕾を避けるように周りに舌を添わせる。焦れったいのか上半身を揺らす彼女。
『ん…はあっや…だそれ…っ』
「なにがやだ?」
『そ…れじゃない...っ』
「ちゃんと言わねぇと分かんねーな」
『な...めてくださ、い...っ』
「どこか教えてよ」
今にもこぼれ落ちそうなほど瞳に涙をためている。顔を紅くして恥ずかしがってる姿がだいぶ唆る。
『…ここ、。』
口で言うのが恥ずかしかったのか自分の指で、チョンと乳首に触れている。
「んはっ、えっろ…」
舌先で転がすように舐めてやればすぐに聞こえてくる甘い声。その声に自身の質量が増すのを感じる。ベルトを外してチャックをあけると、その音に気づいたのかが弱々しく抵抗をはじめた。