第8章 トライアングル (三ツ谷隆 柴八戒)
私の肩を抱いていた男の人にクイッと引っ張られて、もたれるように後ろに倒れた。だんだんと体の力が抜けていくのがわかる。熱くてジンジンと溶けそう。
しゃがんでいた男の人がソファにあがってきて、私の脚の間に入り込む。プチプチと1つずつボタンが外されてゆく。力の入らなくなった手でせめてもの抵抗をするけど意味が無い。
『や…いやだ…っやめて、』
「白レースのブラかあ、いいねぇ…」
下着の上からやわやわと形を変えるように触れられる。気持ち悪くて怖くて溢れ出す涙が止まらない。こんなんじゃ三ツ谷くんに会えない。
『う…んっ、みつやく…んっ
みつ、やくんごめんなさい…っひぐっ』
「まだ三ツ谷のこと考えてんの?
余裕だねぇ、これはどー?」
胸に触れている手とは反対の手が脚の付け根をさわさわと撫でる。だんだんと中心に近づいてきた手がついにワレメに触れた。
ピクン、と浮いてしまった腰にぎゅっと力を入れて誤魔化してみるけど遅かったらしくら見逃してはくれなかった。
「あれ、腰浮いてんじゃんえっろ〜
シたくなってきちゃった?
じゃあもう挿れてあげねぇと可哀想だな?」
スカートからスっと下着が引き抜かれて脚を大きく開かれる。太ももに何も纏わない硬いモノが押し付けられてグリグリと擦られる。
「はあ…っあ、すべすべ最高えっろい
あぁ―…そろそろ挿れっかなあ…」
『や…やだやめて…っ
せめてゴムつけてください…っいや、だ!』
「んな喚くなや口聞けなくすんぞコラ」
『んぅ…や、だ…ぁ』
もうダメだ…もうこのままこの人たちに…
バンッ!!!
「あ?誰だイイトコなのによ」
勢いよく開いたドアに視線が集まる。
誰か…来た?
「…っ」
『し、ば…くんっ』
「から離れろやカス…」
「…三ツ谷んとこの副隊長か。
っだりぃな、早いとこ片付けるぞ。」
そんな、柴くん1人相手にこんなの卑怯だ…。
『柴くんだめ…っこんなの無理だよ…!』
「無理じゃねぇ絶対助けてやる!」
目の前の光景を見ていられなくて思わず目を背けてしまう。鈍い音だけが響く倉庫。
暫くして音がやんだ。
顔を上げると柴くんだけが立っていた。