第2章 狂おしいほど愛してる(梵天)
先程、竜くんに焦らされていた分
いとも簡単に絶頂へと導かれてしまう体。
「あ…っ俺ももう…限界っ」
徐々に早くなる律動に声が止まらない。
『はる…はるくん…ンンッ
も…だめイ…くぅ…っああっ!』
「んぁっイッ…ああ…あ…っ」
ぐったりと倒れ込んできた春くんの頭を撫でながら2人で息を整える。
「はあ……っごめん」
『ん…ううん…はあっはあ…』
「おーい!朝飯食わねえのー!!?」
「今行くっつーのうっせえな!!!」
リビングから聞こえてきた蘭くんの声に
荒々しく返事をする春くん。
いつもの光景すぎてもはや愛おしい。
『いこっか…春くん』
「あー…まって」
『ん?』
「チュッ」
『は…るくんっ』
「ふはっ…なんつー顔だよ
今日も俺らの姫はかわいいな?」
『からかわないの!』
「からかってねえって」
『春くんのばかっ』
「あー?俺はのこと大好き」
なんっなの!竜くんといい春くんといい!
そんな綺麗な顔に言われたら心臓もたないの!
『…もう!朝ごはんたべる!』
「ははっ照れんなってー」
『照れて…ない!』
「はいはいお姫様っ」
ガチャ
「おっせーなヤク中野郎が!」
『ごめんねお待たせみんな』
「別には悪くねえって」
「は!?俺だけにキレんなクソ谷!」
わちゃわちゃと騒がしい朝の時間。
私は空いていたはじめくんの隣に座った。
『おはようはじめくん』
「ん、はよ。
今日も朝から大変だったな」
『んー毎日だから慣れちゃったよ』
「今夜は俺の部屋でゆっくりしねえか?」
『えー?本当にゆっくりさせてくれるの?』
「久々だから寝かせねえかも…な?」
『ははっじゃあいかなーい!』
大好きなみんなと一緒に朝ごはんを食べて
笑いあって会話をして
私はなんて幸せなんだろう。
「…おいコレ…」
『んー?』
私の首元を見て目を見開くはじめくん
「おい!これ付けたの誰だコラ」
『ちょ、なになにはじめくん!』
「うるせーなどうしたよココ」
「あ?うるせえだ?
お前か蘭コラどーゆうつもりだよ」
「はー?俺が何したって?あ?」
「竜胆お前か?
の首にキスマつけたんは」
「は?俺じゃねえし…
てかんなもん朝なかったし…あ。」
「…」