第5章 王様ゲーム (東京卍會)
「ムーチョがにお菓子あげてんの最初見たときまじビビったよな?けんちん」
「ん?ああ、たしかにな。
しかもちゃんとの好きなお菓子な?」
『何が好きなんだーって聞かれてさ、そしたら集会のたびに買ってきてくれたんだよ。』
「うわ、優しいムーチョとか需要ねえ笑」
「俺大雨の日に車乗せてよってお願いしたら
断られたしな!だりいって!笑」
みんなが集まると懐かしい話がたくさんできて
昔に戻れたみたいな気持ちになる。
今も昔も変わらず皆と一緒にいられることが幸せでしょうがない。皆のことが大好きでしょうがない。これからも一緒にいたいな。
「あ、てか一虎さっきキレてたよな?」
「あ?キレるに決まってんだろ!
なんでお前らいんだよ帰れよーー」
「はーい、俺らの勝ちー!」
『……。』
「なにが?」
「まあまあ聞けよ一虎ぁ
俺ら賭けしてたんだよ」
話し始めた万次郎くんに覚悟しきれていない心が揺れる。全員を相手にするってそういう事だよね。今までも何度か頼まれては断ってきた。だってそんなの体がもたない。みんな体力おばけなんだもん。
「んで、騙された一虎が俺らを見てキレるか、久々集まれたことに喜ぶかって2択でだけが喜ぶ方にかけた。」
「なに賭けたんだよ」
話を理解して興味が湧いたのか食い気味で聞き返すカズくん。それ以上聞かないで…。
「なんと!が負けたら俺ら全員の相手をしてくれるという賭けをしましたー!!」
『…むりだよばか。』
「へー、んで。フライングでのこと食ったの誰?」
カズくんの言葉を聞いて私のお腹に回していた隆くんの腕にキュッと力が入る。ピトッと背中にくっつけられた顔の熱が背中越しに伝わって私の体も熱を持ち始めた。
誰も答えない中カズくんがもう一度口を開く
「てか千冬なんで勃ってんの?」
「…一虎くんうるせぇ。」
「そんなあからさまに隠すみたいに体育座りとかしてバレバレなんだよ。の下着姿見て勃っちまったのか?」
「うるさいっすよマジで!
ちゃんのこと気持ちよくして俺はおあずけなんです!しょうがないでしょ!」
『ちょ…っと千冬くん!』
そんな正直にいわなくてもいいじゃない!