第5章 王様ゲーム (東京卍會)
「なに、お前がイかせたの?」
「俺だけではないっすけど…」
「おい三ツ谷お前か?
にひっつくな離れろ」
「うっせえ…俺だって今日に会いに来たらマイキーたちいてずっと我慢してんだよ。」
「三ツ谷も勃ってんのかよ。
に押し付けんな嫌われろ」
「うるせえ。」
カズくんには強気に「うるせえ」といった隆くんが小さな声で「嫌いにならないで」と背中越しに呟いた。きっと私にしか聞こえていない。お酒を飲むとくっついて甘えてくる隆くんは普段からは想像できないし可愛いから私も甘やかしてしまう。
『ずっと大好きよ』
不安そうに私を抱きしめる彼に私も小さな声で隆くんにだけ聞こえるよう、そう返した。安心したように背中に顔を擦り寄せる隆くんが愛おしい。
「一虎ってセンサーでもついてんの?
千冬と三ツ谷って普通1発で見抜けるか?」
そう聞いた賢ちゃんの問に
「好きな女のことくらい分かるだろ」
カズくんはそれだけ答えた。
それだけ言うと私を隆くんから引き離して自分の上に跨らせるようにして座らせた。その移動でお酒が一気にまわる。みんなの会話の内容があまりにも恥ずかしくて、誤魔化すように永遠とお酒を流しこんでいたせいだ。
「顔あっか。酔ってるのか?」
『んーん?』
「おい一虎返せ。」
「お前のじゃねえだろ」
一虎くんの上に座る私の横まで移動してきた隆くんが私の手をぎゅっと握って見つめてくるから思わずキュンとしてしまう。
だけど下半身への違和感に意識を持っていかれる。
『カズくん…あたってる…。』
「こうやって当てられんの好きだろ?」
『そんなこと…んッ』
「イイトコに当たった?」
私が反応を見せる度に大きくなるカズくんのソコがまだ熱を持った私の下半身を刺激する。
『…っんはぁ』
「ねえ俺とシよっか?
俺らの相性イイとこ皆に見せてやろーぜ?」
『や…そんなのしな…んんンッ!』
グリグリと下から押し付けて私の弱いところばかりを狙って…カズくんはいつも意地悪だ。だけど本当に気持ちイイから体を委ねてしまう私の悪い癖。
「その声思い出して俺が何回ヌいたか分かる?」
『わかんな…い…ッ』
「ふは、シすぎて俺も分かんねっ」