第5章 王様ゲーム (東京卍會)
「おーさまだーれだっ」
「あ!俺だ!」
王様を引いたのは八戒くん。
「えーっと、4番と6番の人は
初恋と今の好きな人教えてください!」
お、私じゃない。誰だろう。
「あ、俺4番だわ…。」
4番は圭介くん。
「6番俺!」
6番は万次郎くん。
『圭介くんの恋バナとかあんま聞かないなあ』
「えー、初恋は…えーっと。
すげぇガキんときだけどだと思う。」
『えっ!?』
「マイキーんとこの道場でも遊ぶ時もいつも一緒で
気づいたらすげぇ好きになってたかな。」
『わああ気づかなかったよ…っ!』
「んで今もが好き。」
『へ?』
「ん?なんか変なこと言ったか?」
変なことではないけど言ったよね?
あれ…私お酒飲みすぎてる?告白されたよね?
『いや…びっくりしただけ…です。』
「んじゃ次俺な!
俺の初恋も今もが好き!
会う度言ってるけどまじ好き大好き!」
『な…なんて??』
「だーかーらー!大好きだよ!」
『ありがと…っ』
何この展開。告白された…??
「ちゃんさっすがー!
一生モテ期なんじゃないの!タカちゃんの初恋と今の好きな人もちゃんだもんね!」
八戒くん…?何を言い出すの?
「おい八戒何言ってんだよ」
ほら。ほらほら隆くん怒ってる…!
「そういうのは自分で言うんだよバカ」
『えぇ!?』
「しか見てない。今も昔も。」
心臓もたない…そんなに見つめないで…
「ちゃん!俺だってそうです!
一目惚れでした…出会って半年くらいは場地さんと三ツ谷くんのガード固すぎてまともに話すことすら出来なかったスけど、笑った顔とか声とか可愛いなって、話したこともねえのに気づいたら目で追ってて、やっと話せるようになった時にはちゃんしか見れなくなってました!」
『な、千冬くんっ!
そんなに言わなくていいよ恥ずかしいよ…っ
それに何回も聞いたから千冬くんは知ってた…//』
「伝わっててよかったっス…へへ」