第5章 王様ゲーム (東京卍會)
『ふ…っぁあ…けぇすけくんっ』
「1週間ぶりの…やばいわ。
三ツ谷に抱かれまくって俺のカラダ忘れちまったんじゃねえの?」
腕についたキスマークを舌でなぞって甘噛みをする圭介くん。私を映す瞳も言葉も荒々しいのに、私に触れる唇や指先は驚くほどに優しい。大切に大切に壊れ物でも扱うかのように触れてくれる。
太ももに触れていた圭介くんの手がだんだんと上にあがってきて、シャツの中に入ってくる。指先が敏感な蕾を捉えてクリクリと弄られる。
『は…ぁんっや…んあっあぁンッ』
「かわいい声だしてどうしたァ?」
『ん…きもち…ぃ…ぁんッ』
膨らみをフニフニと揉みながら蕩けるようなキス。圭介くんとのキスは気持ちよくて優しくて心地がいい。
そんなことを考えながら快楽に身を任せていれば
ガチャ
え…今、玄関のドアあいた…?
あ、さっき鍵閉めるの忘れてた…っ!
ドアの音に気がついた圭介くんが手を止めて体を起こして私を背に隠すように立つ。
キィーッ
部屋の扉が開く
「お、場地いんじゃん!
こんな時間に鍵開けっぱとか不用心すぎ!」
開いた扉から現れたのは
『ま、万次郎くん…と賢ちゃん?』
昔からよく知る2人だった。
そしてこの2人も私の家にフラっと来ては自分の家みたいに過ごすのだ。プライベートなんてあってないようなもの。
「よぉ、邪魔するわ
てか場地顔怖くね?」
「っんだよ、不審者かと思って焦ったじゃねえか!」
「のこと背中に隠して、さっきまでなーにしてたんだ?すげぇエッロい匂いすんだけど…ちゃーん?」
『万次郎くんこそ何しに来たのよっ』
「俺が聞いてんだよ、場地と何してたの?」
『何もしてない…んぁっ!』
ベッドに座っていた私を押し倒してルームウェアのパンツに手をかける万次郎くん。ショーツの上からワレメに指を添わされて思わず声が漏れる。
「あれ、すげえ濡れてんじゃん。
下着の上からでも分かるくらいに、ね?」
『や…2人きりじゃないのに…やめて…ぇっ』
「場地とけんちんに見られながらとか興奮しねぇ?
俺に善がるみせてあげよーよ?」
そんなの、そんなの恥ずかしくて死んじゃう…!