第3章 初恋 (佐野万次郎)
突然かかってきた真一郎からの電話にビクビクしながら出たにイタズラをして反応を楽しむ。
〈誰かいんの?〉ってきいてきた真一郎に「俺がいるけど」って返したら 〈なんだ万次郎か〉だって。俺の気持ちに全く気づいてない鈍感さを褒めたいくらい。呑気に惚気電話してっけど、兄貴の彼女は今、弟の俺とイイコトしてますよって。警戒心無さすぎんだよ2人とも。
『んん…ッ』
「こんなに濡らしてどーしたの?
真一郎にバレるかもって興奮した?」
『ちが…ちが…うっ』
「声我慢できたからご褒美あげるね」
『ごほ…び?』
途切れ途切れ熱い吐息を吐きながら潤んだ瞳で俺を写すが色っぽくて愛おしくてたまらない。今すぐ突っ込んでしまいたい衝動を抑えての足元に膝を着く。ぐるんと正面を向かせてからショーツをゆっくりおろしてワレメに舌を添わせて甘い声を待つ。
『〜っ!ん〜ッ!万次郎く…んっ!
やあ…それだ…っめぇ!』
ぴちゃぴちゃと響く水音が心地いい
「ここ好きだもんな…すげえ溢れてくる…」
『んっんっあぁんッ
ふぁ…まんじ…ろぉくん…んッ』
「ん…とろとろ…可愛い」
『や…だめぇ…っやめ…って
んっンンッはあ…ぁんっ』
体に力が入らないのか、キッチンに体重を預けて足もふらふらとしてきた。このまま俺に溺れればいいのに。
「きもちーい?」
『ん…っンンッ』
「…?きもちい?」
『はぃ…っきもち…いです…んッ!
はあ…う…もぉダメ…っ!』
可愛い可愛い可愛い好き好き好き。
だけど…
「…っじゃあ今日はここまで。」
イキそうになっているの下半身から口を離して太腿にキスをする。何日も焦らして俺が欲しいって言わせる。
『…っえ?』
「なーに?もっとシてほしかった?」
物足りなそうに見つめてくるから 「いいよシてあげる」 って言いそうになるけど我慢だ。いっぱい焦らして俺のことしか考えられなくしてあげる。
『ちが…っ!』
「俺のことが欲しいって言ったらシてあげる」
『言わない…っ』
「…俺はいつでも待ってるからね」
そう言って自分の部屋へ行き、自身の昂りを扱いた。を焦らすことは自分も我慢しなきゃならないって事だから。ふぅ…かなり頑張らないとなあ。