• テキストサイズ

C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】

第15章 居場所





────アジト


団員みんなでアジトに外に出て、ヤミ団長の前に横並びになる。


「はい、注目……気づいたヤツもいるだろうが、ここ最近で星取りまくってなんとか黒星が0になりました……これもお前たちの活躍のおかげだっつーことで……」


「「うおおおお〜!!」」


「肉食え!オラァ!」


「「うおおおお〜!!」」


黒の暴牛団は魔法帝から授与される星がマイナスだったのだか、団員たちの活躍によってそのマイナスが0になったのだ。それのお祝いのためにヤミ団長はわたしを連れて市場で肉を買っていたようである。


ヤミ団長は団員たちを労い、肉パーティーが開かれた。レンガ調の焚き火台にマグナの魔法で火をつける。ヤミ団長が買った大量の肉を次々と焼いていく。


「うんめぇ〜」


「ヤミさんに奢ってもらえるたァ、今日は記念日だァ!一生分食ってやるぜェ!」


「マリー、君にはもっと上等な肉を食べさせてあげるよ……」


「この肉かけて……殺し合いしない?やろうよ……!」


「これ以上ない至福のときねぇ……たまんないわぁ〜!」


「みないでください……」


「ア、アスタ……アンタその腕じゃ食べられないでしょ?しょ、しょーがないからわたしが食べさせてあげても……」


「うおおおお〜!足で食えるようになったぁぁ!人は慣れだなぁぁ!」


「お下品下民〜!!」


それぞれ、団員たちは肉パーティーを楽しんでいた。わたしもバネッサにお酒を勧められ、酔わない程度に飲んでいた。


「いや〜、ちょっと今日疲れちゃったもんで〜!俺、ここいらで失礼しま〜す!お疲れ様で〜す!」


アスタはそう言って、この場から去っていった。


「今日のアスタはなんか変じゃなかった?」


ノエルがみんなに聞いた。


「「確かに……」」


アスタの様子がおかしいことに気づいた団員たちはアスタの心配をしていた。今日の治療で何かあったのだろうか?


「みんな、聞いてくれ……」


フィンラルが真剣な声でそう言うと、団員みんながフィンラルの方を見る。


「アスタくんが治療されてるとき、聞いちゃったんだ……」


フィンラルは神妙な面持ちだ。


「アスタくんの両腕は……二度と元に戻らないって……」


「「……え?」」


信じられない事実に団員みんながショックを受けていた。



/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp