C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】
第11章 金色の夜明け団※
「っはぁ……ん……はぁ……、ランギルスの気持ちはわかったから……もうやめよう……?」
ピクピクと体を小さく震わせながら絶頂の余韻が残るものの、わたしは理性を保っていた。
ランギルスは怒っていて歯止めが利かなくなっている。この場所でこのまま続けたら、誰かに気づかれてしまいそうだ。そう思い、必死に提案する。
「僕が怒ってるのに君は今、勝手にイッたね……それに何だ……その顔は……本当にやめてほしいと思ってるのかい?来いっ……!」
ランギルスはようやくわたしの手首を解放し、今度は腕を強く引っ張って横たわっているわたしを起こした。
ランギルスはそのままわたしの腕を強く引っ張り、中庭を出て長い廊下を足早にひたすら歩く。わたしは片手ではだけたワンピースを直しながら、必死についていく。
「ランギルス……?どこに行くの……?」
「……」
ランギルスはわたしの質問に答えず、振り向きもしない。ただ前を見てわたしの腕を強く引っ張って歩いているだけだ。団員は任務がなければ寝ている時間だ。幸い、誰かとすれ違うことはなかった。
ひとつの部屋の前でランギルスが止まり、ドアを開ける。わたしの腕を引っ張ったままで中に入った。
中に入るなりランギルスはわたしをベットに思いっきり押し倒し、わたしの着ているワンピースと下着を素早く脱がして床に乱暴に投げ捨てた。
ランギルスはわたしの首元に顔を埋めて唇を押し付け、力強く吸い上げた。顎に触れる癖っ毛の栗色の髪がくすぐったく、首にはチクっとした痛みが走る。
「んっ……」
ランギルスは首だけでなく、胸元からお腹にかけてまでキスマークを落としていく。
「ランギルス……いたっ……いよ……もうやめっ……」
「うるさいね……黙れ」
ランギルスは憎悪に満ちた目でわたしを見下ろしながらそう言い捨てると、また同じようにわたしに痛みを与え続けた。
ランギルスは痕だらけのわたしの体を見るなりハッと嘲笑った。ローブを脱ぎ、下着ごとズボンを脱ぎ捨てる。そして反り立った自身をわたしの唇に押し当ててきた。
「ほらっ……口開けて」
ランギルスに言われるがまま、わたしが口を開けた瞬間にランギルスのモノがねじ込まれた。
「んん゛っ……!」
「っはぁ……歯を立てないでくれよ」
「うぅっ……」