C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】
第31章 番外編 〜月〜【R18】
「あぁ、僕は何百年も前からずっとミライだけだ。僕は自分が嫌いだった。魔法が全てのあの世界が、自分の生まれたヴォード家が憎かった。ミライと出会って、僕は初めて1人じゃないと思えた。ミライと同じ世界をもう一度見たいと願って、君を探し続けたんだ。ミライ……君が僕の生きる理由なんだ……昔も今も」
「ランギルス……ありがとう。わたしはね、あの世界でランギルスに出会って好きになって、ずっとずっとそばにいたかった。ランギルスの一番の味方でいたかった。でもそれが叶わなくて、苦しかった。今こうしてランギルスのそばにいられて、同じ世界を見ている。すっごく幸せ……」
わたしはランギルスの両頬を包み、唇を塞いだ。何度も優しく口付け、段々と深くしていく。それにランギルスは応えてくる。舌を絡めて夢中で唾液を交換し合う。飲み込みきれない唾液が頰を伝っていく。
「んっ……」
「っはぁ……ミライ……」
唇が離れると、ランギルスはわたしの上に覆い被さり、首筋に舌を這わせる。わたしのパジャマのボタンをゆっくりと外し、胸を揉みしだかれる。
「あっ……んんっ……」
ゆっくりと優しい手つきでパジャマと下着を脱がされる。乾いた音を立てて床に落ちた。首筋に、鎖骨に、脇腹に、優しくキスをされくすぐったさに身を捩る。子宮がきゅんと疼いて、自分のナカからとろりと蜜が溢れてくる。
「んっ……っはぁ、」
ランギルスの手が割れ目をなぞると、そこはすでにぐっしょりと濡れていて、ぬるりとした感触に腰がぴくんと跳ねた。
「……ひゃあんっ!!」
ランギルスは何度か指を往復させると、指を奥まで沈ませた。膣内の奥の一部分を刺激され、ゾクゾクと快感が押し寄せてくる。静かな部屋に響く粘着質な水音が耳に響き、それさえ快感の材料となってわたしの本能を掻き立てた。
「んあぁっ……!もうイッちゃ……いやあぁぁっ……!!」
わたしは腰をビクビクと痙攣させて果てた。絶頂の余韻ではぁ、はぁ、と肩で息をしていると、頰を両掌で包み込まれた。ぼやけている視界の中で、覗き込んでくるランギルスの青い瞳がやけにくっきりと浮かんで見える。ベットの明かりが青い瞳の中でゆらゆらと揺れた。
「ミライ……」