C-LOVE-R【ブラッククローバー / R18】
第28章 空と月の間※
ゆっくりと優しい手つきでバスローブと下着を脱がされる。乾いた音を立てて床に落ちた。首筋に、鎖骨に、脇腹に、優しくキスをされる。鎖骨を強く吸われて、小さく赤い花が咲いた。
ランギルスの手が割れ目をなぞると、そこはすでにぐっしょりと濡れていて、ぬるりとした感触に腰がぴくんと跳ねた。
「……ひゃあんっ!!」
ランギルスは何度か指を往復させると、指を奥まで沈ませた。膣内の奥の一部分を刺激され、ゾクゾクと快感が押し寄せてくる。静かな部屋に響く粘着質な水音が耳に響き、それさえ快感の材料となってわたしの本能を掻き立てた。
「んあぁっ……!もうイッちゃ……いやあぁぁっ……!!」
わたしは腰をビクビクと痙攣させて果てた。絶頂の余韻ではぁ、はぁ、と肩で息をしていると、頰を両掌で包み込まれた。ぼやけている視界の中で、覗き込んでくるランギルスの青い瞳がやけにくっきりと浮かんで見える。ベットの明かりが青い瞳の中でゆらゆらと揺れた。
心も体も────わたし自身も、全て。あなたのものになる。その予感に体が震えた。幸せすぎて怖い、と思った。
でも、それ以上に……泣きたいくらいにうれしくて。そんな感情で心の中が満たされていく。愛しくて……愛しくて、わたしに体をもたれさせてくるランギルスの背中を精一杯力強く抱いた。それに応えるように強く強く抱き返されて、温かくて愛おしくて……苦しいのとは違う、温かい涙が頰をつたい、流れ落ちた。
「ミライ……好きだ」
耳元で、そっと囁かれた。
「僕のそばに、いて……」
消え入りそうな声が降ってくると同時に、足を掴まれぐっと開かされた。ランギルスの先端が押し当てられた先は、それを受け入れるべくひくひくと収縮を繰り返す。
「うん……もちろんだよ……わたしも好き……大好き」
精一杯の想いを伝えると、わたしの目尻から残った雫が一筋つたった。お互いに抱きしめ合ったまま、キスをされる。その瞬間、ぐっと奥深くに、ランギルスの全てを受け入れた。
「んんんっ……!」
「っはぁ…、ミライ、っ」
愛おしそうな声でわたしの名を呼ぶその声も、匂いも、ふわりと揺れる髪も、全てが大好きで、わたしの下腹部に熱が集まる。子宮がきゅんと疼いて、ぞくぞくと快楽が押し寄せる。ランギルスは余裕のない表情を浮かべた。