• テキストサイズ

ハイキュー  夢を追うあなたと。

第7章 夏の思い出



「・・・・」


閉まったドアをぼんやりと見つめる。

キス。 
初めてのキス…。
指で唇を触る。

一瞬だったけど、柔らかくて温かったな…。
今更ながら思い出すと恥ずかしくなってきた。

手のひらでパタパタと仰ぎ、顔の熱を冷ましていると、

バァンッと勢いよくドアが開き、今度は治君が現れた。


治「ともみちゃーん!久しぶりって、、えぇっ⁈ともみちゃんやんな?めっちゃ可愛くなってるやん‼︎何があったん⁇」

突然のドアが開く音と、治君の声に驚き、心臓がバクバクと音を立てている。


「お、おはようございます…」

治「うわぁ、メガネ取るとやっぱ美人さんやなぁ、別人みたいや。髪型もめっちゃ似合っとるで?」

せっかく冷めかけていた顔の熱がまた熱くなる。

「も、もう、私の事は良いので、、さ!行きましょ?」

治「フッ、照れてるん?可愛いなぁ。照れた顔もまた可愛いで?」

治君は意地の悪い笑顔を浮かべ、私の顔を覗いてくる。

「〜〜〜っ治君!」

手で治君の肩を押す。

治「ブブッ、ごめんごめん。ともみちゃんに会えるんめっちゃ楽しみにしてたんやもん。今日から3日間、楽しもな‼︎」

治君はキラキラとした笑顔を向けながら、
ほら行くで!と私の手を引いた。
この笑顔には敵わない…。

/ 584ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp