第5章 再会。
「えぇ〜ちょっとクロ、、」
体育館の中に入ると、音駒のチームの人達から注目を浴びてしまった。
「お?黒尾の新しい彼女?応援に来てくれるなんてラブラブだなー」
「あんま見せつけんなーリア充め‼︎」
「彼女さん、めっちゃ美人じゃないですかー!さすが黒尾先輩‼︎」
側から見たらまるでクロと手を繋いでるように見えるのだろう、、、確かにこれじゃ恋人だ。
クロもハッキリと否定すれば良いのにニヤニヤしながら私を見下ろしている。
そんなクロを私は睨みつけるが全く効果がないらしい…
クロ「顔、赤いケド?」
「見られて恥ずかしいの!もう手、離して?」
クロ「はいはい、わかりました。けどそんな赤い顔で怒っても可愛いだけダケド?」
研磨「ほんとクロはドSだね。ともみ、ここから2階に上がっていけるから。」
「うん、ありがとう。2人とも頑張ってね。」
2人はその後チームに合流し、私は2階へ上がった。
それから間もなく試合が始まり、練習試合とはいえ気迫あるプレーに私は釘付けになった。